紳士淑女の皆様 今宵見せるはイカサマ 御菓子くれないって何様?...
見つめる 鎖された窓の外 行く宛もなく 彷徨う雲の意図 自分の居場所さえ選べずに...
君に会いにいこう 片道のチケットを手にして 夜明け待つ空仰いで...
アナタの左手に光る石が嫌いだった 『愛してるのは君だけ』なんて 疾うに飽きたわ...
ネオンライトに照らされた舞台(ステージ)で 今宵もまた御決まりの飯事さ 誰もが皆ありふれた脚本(シナリオ)で 求めるのは見え透いた結末さ...
目を閉じて聞こえる 頭の中の誰かの声が 「悲しげに微笑むそれがアナタの望んだ夢?」 誰にもわかるわけないでしょ...
格子状に広がる世界 緑色の沃野(よくや)の上 神の意図が届かぬ時代 0と1が紡ぐ歪な未来...
唯一絶対の存在 だけど扱いはいつもぞんざい 命を懸けて戦う挙句に 背負った傷を癒す人も無い 飽きて捨てられて世代交代 テレビの中の夢の物語 ただの一人も救えない僕に その姿は眩し過ぎるくらい...
君がいつもくれる脈を打つシャワー 雨に濡れた花は目を閉じて蝶を誘うの やけにベトつく指先が夜を撫でる 上の口は嫌がっても...
サヨナラ 今私は静かな夢を見てる 本当は違う形で 出逢えたら良かったね...