濁世は鬼 正義は何ぞと 問うまえに抗えよ悪徳の華 偽善の夢視し目には目を差し 生も邪も分かたれることなし...
柔らかな指が触れて溶かす 閉じた世界の果て 暴くため 誰も見た事ない領域（ばしょ） 捕まえて抱きしめて...
薄青に霞んだ、月の糸は。 さだめに染まる二つの間に 愛を見る。 あなたは敵となり、振りかざす刃が...
闇と玩（あそ）ぶ星たちへ 愛を唄い焼き尽くして 罰を灯しひなぎくの 夢に寄リ添う爪の痕...
今宵も冷たき 底なしの闇へ 目を閉じて想う 愛し人の魂 帰らぬ君の美しい骸を抱いて 叶わぬ願いと知りながら...
空に咲く 月の華（はな） 愛の光 満ちる大地 風、高く 水、踊る...
六韜や論語 覚えてくれる？ つまらないもの かき消してあげる 嘘じゃないわ 約束するわ...
気高く結われた髪は 靡くリズム艶やかに 一糸乱れぬ 一櫛の円 奏でる下駄の足音は...
生きるのは 魔の道 巡って 越えて 出逢いしは 運命か 目覚めの地は 真の夢...
守るべきその輝き 慈愛を纏って 片時も翳らぬよう この身にかえても 拭いきれぬ傷は今も 胸に深く 贖いを強く望めど 叶う筈もなく...