神様の死体はずっと前に 底なし沼の奥に沈んでいる 朽ち果てた映画館の影に 倫理観を落とした 「最強」のあたしは...
その目が嫌いなんだ 無数の手 無数の首 同じ顔達が手招くだけ...
蘖（ひこばえ）の萌え出で 烟（けむ）るは朱の鳥 連なりて誘い 嗚呼 彼方へと導いてゆく 朝露の 吹きしく風に浚（さら）われて 緋（ひ）の雫 涙なぞりて降り注ぐ...
END OF DESERTO INTERMINATIS FANTASY 幻想の砂漠の果て ET FACTUM EST, APPARUIT SUPER PUL VEREM 砂塵の向こうから姿を現したのは...
淀む空に問いを投げて 僕の指はそっと文字をなぞる 混沌に埋もれた意味をひたすら調べた 裂けた影は連なって 吐いた嘘は価値を持った...
闇夜に消ゆる 餓えた鴉の羽音が 鍔（つば）鳴りと共に ひたりと忍び寄る 通りゃんせ 通りゃんせ 鬼神さまの細道じゃ...
君の思い通りさ。これで消える 今から全ての種明かしするよ 最後に君の手に残るものは、何？ それは本当に君が必要なもの？...
社をくぐって 君に逢いに行こう 鳥居をすり抜け 軽く鈴を鳴らす 君が現れて 怪しく歯を見せる...
ふわりふわり桜色が 鼻先掠め 過ぎ去って行く 色彩を覚える 春の街...
抱えた物は、どんな色？ “ただ震えて、壊れた” 讃えた者は、どんな顔？ “見据えた先で、歪んだ”...