愛が苦しみなら いくらでも苦しもう それが君の心に いつか届くまで 君は光 僕は影...
目に見えていた、森と街の中。 住家をなくした、彼の手跡。 手を合わせていた、波と渦の中。...
走る長針 短針 秒針 投げられた賽の音 素知らぬ時計は二時を指す それは君と誰かが忘れたまんまでほったらかした...
シャア! シャア! 今はいいのさ すべてを忘れて 一人残った 傷ついた俺が この戦場で あとに戻れば地獄におちる...
終わらない夜を 悩ませる あの記憶 後悔を乗り越えてゆけ 泣いてばかりで俯いている 悲しい顔は似合わないから 誰でもそうさ 君だけじゃない 空を見上げて 涙を捨てて...
|リンパート|レンパート| ||| |息の途絶えた枯れ尾花に|狐火鳴く鳴く咲いた花は| |灯して巡ろうか幽霊火|荒野照らして塵となる|...
穏やかな深緑の 広がる峠路 秋を待たずに 紅く艶付く 其れは炎か 叫ぶ魂か...
息の途絶えた枯れ尾花に 灯して巡ろうか幽霊火 夜露に濡れた骸 あちら こちら 埋むための影は見えもせぬ...
砂の海に船は無く らくだ草が生えわたる 風が吹き 砂が舞う 僕の影を太陽が追いかける...
気づけばここにいた 目を閉じ見つけた広場 過去が暗いなら 君はどう取り繕う? ひとときをかければ やれそこは見知らずの路 彼らは動きだす 丑三つの時を待て...