あえかに景色に融ける 命は紅く燃えゆく ここから見下ろす街に...
どっちみち泣いているから 睫なんて要らないな あの日に傘を無くしてから ずぶ濡れの郷愁です...
幾千の日々は降りしきる雨の如く 幼き瞳に映したあの陽が 彩に色づいた青い春は泡沫に 何処へ消えたか想いを重ねて...
きらきらと瞬(またた)いた 星が頼りのこの世界 ひらひら舞い落ちた 夢の欠片を探す 灯るは月明かり リズムに乗って踊りだす...
三途の川に目もくれない 残酷さが目に付いた そんな君の足をすくった 気がしてた 気がしてた プレゼントを買っていく 君の好きはなんだっけ 日が落ちるまで探してた 考えた 考えた...
浸かった指 君まで届かず ばやけた視界 掌で覆った 何百回目かの強がりを 雨で流して、流して 千切れた青に目が霞む。...
月明かりの照らす部屋 色も音も感じないまま 朽ちた皮の表紙を開き 記憶の中 物語を綴る...
上映時間は二時間と短く、私はその間記録に溺れるのだ。 何度見たところで決して変わらないシーン。 だが、実感する。 影響は変化する。...
紅く この胸染める想い 遠く 君に歌う花詩(はなうた) 刹那、風に惑わされても 凛と 咲くや此の花...