溜息に融け込んだ アナクロめいた十の指と 贅沢に混ぜ込んだ 自由に泣いた少女は言った 「虫の音よ絶えゆくなよ」 一鳴き応え窓の縁 月の端も暈かす憂世に 踊る人影...
ねぇ、君は静かに祈るよ 研ぎ澄ます言葉達 慎ましくも 逞しい響きよ 此処から 宙に波打つ 雲を剥ぎ取り...
囁(ささや)く木立から 飛び立つ鳥のように 無限の明日へと羽ばたいてほしい 休めてた翼をひろげるその日まで 悲しみはいつでも私に預けていて...
ゴミ箱の中の カレンダーの日々は 雪のように積もって 涙のように溶けた...
夜空に溶け込むように温い風が吹く 溢れた星の光が優しさになるの 君と歩くなら耳に翡翠を...
既存の言葉で 君を助ける 旧市街で買った中古のハンマーで...
I'll be Pray 白い息と かじかんだ手のひら 魔法をかけてよ 星降るSnowy Night...
ライトアップした街で 夜を深く吸い込んで 探し物はきっと ここには無いはずだから どこまでも 浮ついた目抜き通り...
印象的だったあの子はもうここにはいないけど まだ心臓の音がずっと響いている 判断だけする計算式 ...
曖昧な愛はいらない 泡沫に消えないで 茹だった世迷言...