歪んだ果て無き月の夜の彼方 霞むざわめきの現実(リアル) 蒼く熔けた悲しみの心が 沈む虚妄の仮面...
舞い降りる光が 遠き記憶 閉じ込める 願いは霞んで 遥か遠く 君を想う 沈んだ月の彩は 刻の流れに乱されて...
あどけないその目に何を映して 月明かり揺れる影そっと重ねた お気に入りのレコードをうわの空で...
いつまでも続けばいいと そう思ってた 見続ける 醒めない夢を...
螺旋に歪(ゆが)む街の 黄昏佇(たたず)む 静寂(しじま)に響く鐘の音に あゝ さんざめく胸 諭され羽ばたかされ 摂理を負わされ...
彩(いろは) ah あの虹の向こう側 ah 重なり合う掌(てのひら) ah 月を航海...
そこ退けそこ退け お犬が通る 将軍様の はからいに 銀の鎖に繋がれて闊歩する...
夏になればまた会えるなんて 言われてしまったせいで僕は 9月の終わりには絶望を...
ひらり ゆらり 紅が落ちる 色を失った世界に 夢の花びらにも似た鮮やかさ あなたを思い出させる...