からっぽの鳥かごは 昨日の旅立ち 朝焼けの中 さよならを告げた 目覚めたらまるで別人だわ 毎日 新しい 懐かしい ふたりがいるね...
剥がれ落ちた夢 澱む幻 もうこの世界を見放した者さえ 包み込む言葉 刹那に消えゆく 共に囚われの明日を取り戻そう...
この空の彼方へと 一人思い馳せる どこかには君と見た 景色があるから...
微睡みのなかを 訪れた春のように 密やかな恋心 いつしか咲いてた 揺れてる 心の声 街を抜ける 笑顔になれる いつだって君が となりにいてくれるなら...
甦る痛みに流されながら 彷徨って僕らはどこへゆくんだろう 懐かしく暖かな空 その眩しい景色へ描いた幻は 揺れて消えた 遠く...
ああ 無音が 僕に響く 風に触れた 意識の中...
そよぐ風に抱かれながら 幼い日のように見上げる空 かけがえない想いたちを この胸に抱きしめる...
青く 霞む空 朽ちた 風の色 崩れ落ちてく 遥かな 残響 願う この胸は 儚い 水晶ね 鏡のように 哀しみ 映すの...
いつだったとか もう忘れるほどの 時間を越えて まだ繰り返す 今度はずっと...
いろ褪せた頁（ページ）の記憶 瞳閉じれば蘇る あどけない少女の祈り 羽ばたけよ 希望の空へ...