百花繚乱 咲きみだれ 遥かに 去りにし 彼の人よ いま わたしの心は 静かに散り急ぐ 花のやう...
何処までも続く空、枯れ果てた砂漠で 夕日浴びてきらめくスパンコールは揺れる 照らす月明かりの下...
盲目の蛾に屠られて 揺らぐ水屑にまた滴り落ちて行く 湿る風は野蛮な声をまだ纏ったままで 喪服の列に響く産声...
まちぼうけに さよなら グラデーション広がる 雲間へと 僕は飛ぶ 夕陽色の空から こぼれおちた...
夜の空に かささぎ探し 君に会わせて 欲しいと願う 逢えぬ悲しみ 機織り続け...
今夜から始まる 灯り灯して まぶたに残る重みは 霞の蓋 崩れたゲージ 濡れた髪 遠く照らす 岬の灯...
やあ、おめはもう どっぐさボカロ曲聴きつぐしただな? まだまだ 聴いたごどね曲も うっていらがもきゃ! ボカロP(ぺぇ) みんの知ってらおめも まだまだのおめも...
白衣の襞埋もれた指先は凍てつきし氷柱 啜る声もしめやかに項垂れた花は列 どれ程に穢しても 彼は遠い国で清いまま...
ありふれた私という協奏曲を なぞらえる日々 それとなく指揮棒に合わせれば...
夕霧の刻が過ぎ 青白く揺ら揺らと 抜け殻を優しく抱え 微笑む漣の月 舞い昇る魂の緒が 詠み連む「人の夢」...