漂う黄昏に 身を任せて あの日の幻を たどりながら 夕映えの中 家路を急ぐ スーツの群れを また見送る...
揺らいでく街を見てた 繰り返す光の雨に 憂鬱も悪夢も溶け出した...
夜のとばり 星の光 口ずさむ Love song 愛を伝える事もできず 独り想う つのる気持ちを言葉に変えて ただ歌う...
流れ出す思い出たち 両の手で掬い上げ 隙間から漏れ出してく ものは見放して 探すこともあきらめ 遠い日にただ縋り...
雨の音色 弾けて消える 言葉紡ぐ 間に間に嗤（わら）う 濡れた指に 絡めて伝う 琥珀色の黄昏 落ちる...
ささの葉さらさら 星祭り 金銀砂子の星の夜 だれにも言えない お願いを そっと心から取り出すの...
星座たちがきらめいて 日付を変える よそゆき顔が紅茶に そっと溶けるの ただの私に戻る瞬間 まだまだ今は眠れそうにない...
気がつけばいつも隣にいる 当たり前すぎて 不思議な感覚 キミがいるだけで忙しいなぁ だけどなぜかそれも 楽しいのです。...
影を作らない 光はない 哀しいけれど どんないとしさに 満たされても 苦しみはある...
退屈の羽衣（ころも）纏い 十六夜に抜け出した月の都 あの都は穏やかなれども 音もなく桂の樹が揺れるだけ 喧騒に満ちた下界 天つ風届けるは響く調べ...