秋風に包まれて 君の唄、天高く舞う 憂いさえ携えて その顔を宵闇に映した 時が過ぎ、君遠し 寒き心に秋は来る 紅を纏わせた 朝霧に背を向けて...
思い描く理想の果て、違いすぎていた 欺かれ続けた未来、砕け散った私の思い 全ては私を中心にして反対に動く 現実は私に何をさせようとしているの？...
人の世に重なる 夜を為（な）す気まぐれが 呼び覚ます可憐な願いと 我欲（がよく）に自惚（うぬぼ）れた 夜に詠う夢が 眠りの中に堕ちていくよ...
化学反応の光で 目を覚ました細胞の奥 繋がるテロメアの末端（はし）...
瞳の奥に描いてた夢は 儚くも 幼い理想に憧れた あの日は淡く 永遠と思えた あの夏の空はもう戻れやしない...
どこまで探し求めても見つからなくて あなたの声 指先に伝う温もり たった一度 それは刹那の出来事なのに...
枯れて舞い落ちてく花びらに 自分の心を重ねては なんて儚いものなんだろうと 誰かに伝えたくて 空に呟いてみた 心の意味さえ知らぬまま 優しさ 思い出 愛だとか...
狂おしく回る 揺らめく炎 裂けた剣に ゆらいだ 雲...
幸せな夢見た 穏やか やわらかな空間 包まれ...