水が激しくうねりほとばしり 風が激しく喘ぎ轟いた 力任せに剣を突き込めど とても耐えられそうに無い身体は...
花弁が 涙の隣に ひらり 零れ出た 嘘も抱いて kissをして 映る夜に 羽搏いて 失くしてしまう...
迷ったフリしたり 気紛れなふたり 闇に溶けだした夜想曲(nocturne)滲んで 黒い鳥が哭いて 深い深い夜に 悪い夢見て覚醒(めざ)めたり...
軋む足場に体は揺れて 昨日見た夢の続きを見てた 銀色の鈎 小さなナイフ 金の魔法で夢から覚めた...
月惑う夜が耳元で光の揺れを囁き謡う 「こう在りたい、と願うだけなら 誰にだって出来る」 ヒトの理想を象って造られた羽は美しいだけで ヒトは鳥のような自由など、望んではいけない?...
鳥はその空が消えるのを恐れ やがては羽ばたくことをしなくなって 雪はその声を奪われることに...
夢の中で祈り続ける 彼方の空 少女は闇の中で 一人蹲ってる...
風に揺られて 空に羽ばたいて 月を仰いだ その花弁が 夜の帳に はらはらと舞い 僕等へ 思いを 託した・・・...
未だ見ぬ世界へ憧れる一人の少女 仲間の言う事もきかないで 父さんに内緒で夜、家を出て行く もう二度と戻れないけど…...