汗ばむ夏に 涼む夕凪 高鳴る鼓動 足早に駆けた 賑わう街に 溶けゆく温度...
ぬまたばの夜渡る月の 隠らるは嬉々と極楽浄土 まやかしの妖(あやかし)が照らすように...
揺らいだ日々の先に 何が見えるのかを 重なった影の浮かぶ瀬に...
あ!っという間に怪事件 また巻き込まれて 人形が動き 主を殺め 時計を早めた...
思考盗聴 尾行等をされる前に ビデオテープに記録しろと吹聴 追放慄れて 四肢は日々に羸痩...
朝空の星みたくなれたらいいと思う 汽車に乗った僕がいた 白い丘の上、一人 水溜まりの空を歩けば淡く灯火が揺れるような...
暮れて行く日射しが緋色になる そんな夕はもう数えるほどで 夏の花が枯れる寒さの頃...
君がくれた この花の言葉は今でも まだ僕の胸の奥で 空っぽの心から零れ落ちた...
夜に はりら ひらら 花落ちる 海のランデブー 時 生ける灰こぼしてルラッタ...
手持ち無沙汰の夕暮れに、 その日暮らしの歌唄い。 花を連れ往く覚悟でも、...