夕立 夏の香りから とけた氷まで 奏でられるハーモニー あじさい 君の好きな色...
キャンバスに塗り広げてく ぐるり色淡い水彩 お気に入りだけ着せ替えするの 冴えない現実の隅っこで...
明日もまたここで待ってるから 今度はあの坂越えてみよう カラスが鳴くからもう帰ろうか...
夏、夜空にかかる雨と ゆっくり前に進む足跡 冬、夜空にかかる星と...
茹だる夏には 朱い自転車のって 車道町 駄菓子屋に駆け込んだ 十条通りの最果てダ 嗚呼 まる屋 かまやの大戦争...
叶いもしない夢なら 初めから無くてよかったな 笑顔の向こうで貴方が泣いてる...
雨が降り暗く濁る 休日の午後 香る花を愛でては 憂いを募らせる 雨が降り 百合は艶やかに煌めいて...
あの人は夏の朝に走り出して 空の雲に高められた湿度の中で 体を這う汗 透けた服 濡れた髪...
Ah 君にとって僕ってなんだって問いたい どうせなら僕のことは嫌っちゃえばいいのに Ah 君の事、嘘も本当も知りたい どうせなら僕のことは好きにしていいのに...
カーテンを溶かしていく、サンライズ 無重力の世界で、おはよう 歩き出そうよ。くじらの背を 空に落ちてしまわぬように...