さくらの花は いつ開く 山のお里に いつ開く さくらの花は いつ匂う 笑う七の子 遊ぶ頃...
あさきゆめみじ 永久(とわ)に嘆きもせす 月の光 心 照らし出す 燃ゆる花の舞 道しるべ 絡みつく あやまちの詩(うた) 胸をしめる...
切り刻んでこの体 痛みなど理解らない 暴かないで真実を 大人たちの手の内で 果敢ない願い 水鳥は苛立った 空も、町も 然様なら...
青い月が照らす裏心 裏切りの上に裏切り塗り 言葉の綾でくるくる丸め 今宵の不幸は毒薬のキスの味 赤い月が照らす無垢心 千切れ千切れの絶望喰らい...
弱肉強食って何ですか? 奪われたら取り返すってことですか? 親の愛に恵まれ何ひとつ不自由もなく 育ってきた代償を払わされているの...
見ててご覧 ほぅら、一抜けた 触れた側から冷えて抜け殻に 流されて辿り着く現 蕩ける鼈甲の魂 夕ベ紡いだ夢を どうぞその小指に絡めなさい...
言いかけたり 言いそびれたり。 依然 空回りの眺めを、 気付かないような顔でふたり。...
あれよ神無の浮き世を焦がす 一顧傾城白孔雀 黒髪翻し百里を駆けりゃ 八百八町に谺する 見やれ夜空に火の粉を散らす 今宵限りの白孔雀...
八番街の路地を曲がれば 見えるだろ 赤い扉が 彼女がかつて 歌ってたのさ 陽が沈めば ショーの時間...
時間がないんだ バスが動き出すから もうすぐトリップ 繰り返されるエブリデイ ドアが開いて バスに呑み込まれるんだ 果てないトンネル あっという間 吸い込まれた...