天然から未完成へと落ちていく途中で迷子になる 大丈夫。わかっているよ。すべては妄想でぼくは自由 遠くへと行かないで、お願い。溶けていく鼓動はナイフのよう...
青い空 白い雲 赤いくちびる 緑の街 青い空 白い雲 赤いくちびる 緑の街 あなたの声と その口癖 終わらない雨と そよいだ風...
{草々不一。} {テーブルの上に置かれた一枚の紙切れに乱暴な字を残して彼女は家を出た。} {―彼女はいつまで経っても独身者のように自由で、既婚者のように孤独だ。}...
いなくなったのはいつも 私の方だったのに 振り返ってばっかりで なかなか進めないんだ 重たすぎるよカーテン 寝坊はしない太陽 信号待ちになるたび キミがいないことを知る...
儚い愛の歌を唄い 醒めぬ恋の夢を見ている 春の日の夕暮れ 校舎に映る 君のシルエット...
嗚呼 告天子(ひばり)も嘲笑う 芽を出さなければ 散ることもないとね 凍えた土の下で 春の日差しを夢見ながら 朽ちれば いいのに...
一年ばかりの間 いや一と月でも 一週間でも 三日でもいい...
闇を裂いて鳴り出したパルス 探り当てた音の波を泳いで この目に映るひとつひとつの影を追いかけ続けてるんだ この手で何かまだ救えるの?...
小さな肩を並べて歩いた 何でもない事で笑い合い 同じ夢を見つめていた 耳を澄ませば 今でも聞こえる 君の声 オレンジ色に染まる街の中...
ねえ振り向いて ねえ声聞いで 小さくないよ 弱くもないよ 背伸びじゃないの ほら出来るよ ほらこんなに...