泥にまみれたような 空のしたに埋もれた 落ち窪んだ目見開いて 爪を噛む人の抜け殻 (鍵の取れた枷をはめた 飢えた者は時を食らう)...
遥か昔闇に葬られた嘆きの遺志 孤独の魔女フェルミナート 遠き過去に縛られ独り過ごす もはや何故現世に残るかも忘れ...
焼けた野原に佇む子供 無力なその手で 墓を掘り続ける 戦場の跡で 名も知らぬ少年と...
時の揺りかごで 冷たい夢を見る 君が歌ってくれた 優しい 優しい 子守唄 君が望んだのは? ―終わらぬ世界―...
何故こんなにも心泣き疲れてるの? 何故こんなにも自分が嫌いなの? 通り過ぎる人々の笑顔は...
大地は荒れ木々は枯れ 見渡す限りの赤い空 彷徨い人の問いかけに 答えるすべを持たぬ民...
灰色の景色 淀んだ世代の世 荒れたスラム街 片隅の中 ブリキの少年は 今日も足早に 繰り返される 夢の続きに向かう...
すべてが紅く染まる 深い森の追憶 二度と戻れないのに 鮮やかに蘇る いつか風は絶えて 空が剥がれ落ちる...
フラフラ漂ってます 不埒な声の甘い誘惑 未だ見ぬ本当の恐怖は...
見上げた空の その青さに目が眩む あの日繋いだ 小さな手を思い出す 遥か彼方で響く 祈りと嘆きは...