星屑は涙色 暗い暗い夜に落ちる 瞼の裏に見ゆる 遠い遠い君の背中 鈴の音呼ぶは 朧ぐ月夜の頃...
風に戦ぐ木の葉 空に舞い上がり 紅く色めき 一年の巡りを告ぐ 宵の静寂 語り合えば眼伏せ...
僕は夢を見ていた 記憶の中の君の まだ幼かった日の 約束思い出した 遠く遠く遙か彼方 その光を見た...
独りきり それが当たり前の事で この先も そうだと思ってた 転がってくリンゴ 追いかけてくあの子 いけない いけない 僕が傷つくだけ...
気付けば暗い社の中 私はひとりでした 大切だったものは全て 失くしてしまいました 私の願いが叶うなら 彼らの運命が変わるなら...
絶えまなくせせらぐ川に その身を映す揺らぐ空へ 舞い散るは想い出の樹の 黄金の葉よ 風を 琥珀に染めて...
消えた消えた 言葉の中に 詰め込んだものは 何だろう 深く深く 沈んだ海へ 僕の足元に 揺らいで… 黒く濁った積もり積もるもの 行き場も無くて...
閉じた世界の中 紡ぐ音なき歌 ただ一つさえ知らぬ 果て無き空を見る 響く雷鳴と共に 伝う黎明 繋がれた冷たき鎖 解き放つのは...
継がれゆく 命の名を謳えば 芽吹き萌ゆ 母なる地よ 忘られた古より 目覚めた 幼子へ 光あれと...
いつか帰る場所 遠い夢の中 失くしたものは 数知れず 空に開く星の地図 北の道標 この輝きよ どうか絶やさぬまま...