君と僕とは 別の人間（いきもの）だから 好みが違う 歩く速さも 想いの伝え方も 色褪せてゆく 二人の記憶の中 今 僕らは...
秋をはこぶ風 鼻先をくすぐり 僕の旅路と ともに流れ どこへ行く？ 何故あの日 大切な 君の眼の強がり見えなかった そうあの日 永遠と 呼べる日がそこにあった...
大きなお山に 小さなお山 ふもとの道を歩いていたら 黒まめ二粒見つけたよ ヘイ ヘイ...
君はひとりで歩き始めた 道標のない荒野へ 青春の旅立ち 生命（いのち）より愛してくれたかあさんは 夜空の星となりいつも見守ってくれている...
夜風哀しく遠く泣いているジャングルには 闘い傷をおった獣が闇に沈んでる 渇いた唇を噛み締めて傷をなめた 闇の中で震え ああ愛に怯えていた...
サンセット・メモリー 振り返ったとき 時間がとまった あなたに見つめられ きらめく魔法の海を背に ダンシングエンジェル...
もしも私が可愛い娘（こ）だったら 悩まず想いを告げたでしょうか そしてあなたの唇（くち）から零れる 愛の言葉さえ待ったでしょうか...
呼吸（いき）を詰め 弓ひき絞り 獲物を狙う狩人のように 大地を蹴ってゴールヘ疾走（はし）れ Kick! Kick! Kick!...
遠く街の向こう 太陽は落ちて 宵待ちの星現れる 空は昨日までと まるで同じなのに 滅び行くのは この心か...
埃が舞う この朱色の窓辺で 数えきれないほどの 一秒を 無駄にして JPEGの中に閉じこめた 瞬間を 抱いて 気が遠くなるほど 切ない 夜をすごした...