廃墟となったマンションに 紛れ込んだ者がいた ・・・誰一人として帰ってこなかったそうな 「欲にまみれたクズ共(にんげん)は どうにも阿呆が多い」と 腐ったゴミ溜め、路地裏 黒猫が言う...
霞む視界を 気付かぬふりして しょうがないと また諦める 追い続けたい 夢があるのなら 挫けたって また立ち上がれ...
眩む様な星空の下で 一途な君に惚れたんだ 不具合きたした交信から幾億年 生じた隙間を埋めたのは忘れた何かで 歪(いびつ)に熟(こな)れた 喧騒(けんそう)には置き去られた...
君が告げたその言葉の破片を 拾い集めて 掻き分けて 組み立てた意味を理解する 戻らないキオク...
そっと降る星屑 君はドコで何を見てる? 曇りのち晴れの予定の予報に 嘘を見つけた今日の膝抱え込んだ僕...
「人間なんて嫌いだ」 警告音が鳴り響く中 「だけどね、君は好きだよ」 言葉は影に飲みこまれた...
リン)夜空に光る 二人星 ずっと一緒だと 誓ったあの日 今だって 笑っているけれど...
幸せになりましたとさ 物語は幕を切り落として そしてまた始まるのです 繰り返し読まれる絵本のように...
あなたはきっと忘れてしまうよね だから文字に託すのだと思う 今までここで あった全てのこと 悲しくないように楽しいように...