蝉の亡骸(なきがら)も いつの間にか消え去って アスファルトも肌も みんな 冷たい風が撫でて行く 音も無く 落ちて行き 入れ替わり 立ち替わり 朽ちて行きながら...
キラキラキラするような 楽しい夢をみたい! 夜空から聞こえてきた 星の声きいて...
勇気を出して言った言葉が 実を結んだ僕等だけど むしろさらに妙な恥ずかしさを感じる そんなような今日のこの頃です...
聞きたくない音から 逃げるように蓋して 手元のボタンを押すよ 最大再生音まで だんだんと近づいてくる 血流に染み込んでいく 幾度も幾度も聴いた メロディで塞いだ君のコエ...
君が僕を はじめて呼んだ日を 桜の色よりも 淡く綺麗に...
僕がヘッドフォンつけて ひどく無表情で 歩き抜いて行く駅のホームで すれ違った女子高生が...
光を集めて プリズム 明日の景色を見に行くわ 少し寒くたっていい 気にしないわ...
乾いた土の上を 歩く音がしゃりしゃり鳴いて 降り積もる雪が高さを増し 暗い白になってゆくのを...
隠す正体 “おとなしめ” は上辺だけ 唸る警報 鳴り出すセンサー 君を 君を 感じて 五月蝿い心臓 二人分の鼓動が今...
名前を付けたあの花は今何処で どんな顔で咲いているんだろう 騒々しい未来も 想像してた明日も そんな大差はなくて きっと...