つめたいノイズで ぼやけた昼間に すれ違う白い傘 しと、しと、しと、しと。...
総ての物が光に包まれて 闇さえ総て夢に変わって 加速するスピードに飲まれる様に 血の祝福で宴煌びやかにして...
見飽きた街並みを駆けてゆく 人混み掻き分けて駆けてゆく 今にも錆付きそうな夢の中で 笑っているのです 色褪せた世界を駆けてゆく 星の無い夜空を駆けてゆく...
住み慣れた部屋 眠れない夜 聴き飽きた 流行りの歌 煩わしくて 壁を一つ増やしてみる 塗り絵を続け 残ったものは 胸の奥の痛みだけ 間違いなんか 今の僕には分からない...
バランス崩して サカサマに落ちていく あぁやだな 君の前でカッコつけれない イマイケの角で 歩きタバコでフラリ 地下鉄の北改札は 今日も人の群れが ...
廻りを見渡せば 世界の 音楽が 小さなハコから 流れてくるから 近くの 人のリズムを拝借...
真夜中 目が覚める 静寂の箱の底 時計は止まっている 迷子の意識の中 流れに逆らうよう まもなく夜も明ける 光が差している いつか見た夢を照らす...
大人たちの論理 “臭いものにフタを” 子供が押しつける “白か黒かの二択” ノイズが多すぎて 溺れそうになるけど 笑顔 忘れないようにしたい...
宵や 良いや 今夜は 縁や 宴や 祭りさ 化かし 沸かし 騙し合いや 錆びた 寂びた お城は...
いっそもう見知らぬ世界の言葉ならごまかせたかも あなたも私の前ではそれも難しいみたいね 手探り引き当てた事実お気に召さないとしても アタリかハズレかだなんてそれで済むわけないでしょう...