夜が明けて まださめない夢 choux a la cremeの まくらで眠る コーヒーミルク 砂糖もちょっと多めで...
右手で描いた 今ここに居場所はないんだ 息を吸いこんだ...
ある国の王女は言う 「いつか海が見てみたい」と 召使いは顔を背けて 皺だらけの手を震わせる...
子供の時に見た 世界は大きくて、きれいで いつも歩いて来た 道が 世界が 小さくなって きれいに見えた 景色は セピア色に...
甘いカシスの誘惑に揺られて 薄いグラスに写る君の背 見送る 終電も喧騒も全て忘れたい 今はただ君に溺れたい...
それはまるで世界が落ちて来た様で 過去の足音も静かに途切れを迎える セピアが滲む色褪せたモノクロームの絵...
孤独のスカートの奥、覗いて 僕のココロが見えて 三病間に塞ぎ込んで手首が痛いよ!!!...
真愛なる君へ 今何をしているのかな とりあえず僕の近況報告でも 長いことこの黒い世界に住んでいるけれど 僕はまだこの景色愛せはしない だってきっとこの世には 僕の求める色は見つからないの...
この風に乗り 目を閉じたら いつしか途切れた 記憶に触れた こぼれた雫に濡れて 響いた無力な声...
ぼやけていく時の中で君と写るフィルムを眺めた セピア色の記憶の中あの波の音が聞こえてる 空を見上げた横顔 日差しの強さで焼きついて 変わってゆく景色の中...