香辛料ぶち込んで 真っ赤っか ペッパー感 スペシャルサンクスは 隠し味のリンゴが少々 コリアンダー 入れすぎちゃったわ ガラムマサラ 香り付けには上々ね チリペッパー...
綺麗な花だけ 見たいという君の 心はどれだけ 綺麗なのだろう 嫌いな人には 会わないという君は どれだけの人に 好かれているのかな 突き詰めた論理には 仲間外れの 私の存在を 庇う例外を 冷たい旋律の愛の歌 数えあげる「君」の回数を...
見つからないモノ探したって 心の中身は埋まらないさ uh ah lalala それなら明日の天気予報を...
もしも今 この音が聴こえるのならば 今 この瞬間(とき)が消えるのなら 変わりゆく街並みも老いてゆく時間も 捉える事が出来ない君は...
伽藍堂の眼 宇宙食すらも棄てて 双子座の上 ポータルこじ開け 君を探しにゆく 秘密の基地 シャベルカーが薙ぎ倒す ヌイグルミの毛 風に巻き込まれては舞い上がる...
写り込んだ僕の顔は 首を締めてるかい アネモネの花一輪 啜り泣く君のようで 揺れる残像 くぼむ瞳 ほら歪む人影 落ちる意識...
クライミライを削り出して サイケな色で誤魔化せ 怠惰 保身に身を委ねた 10号に意志を被せ 行ったり来たりしても 誰もが見ないふり 描いても彫っても吐き溜まり 腐る気もすんな...
射し込む朝の日 透けるこの腕に ペアのマグカップ 片方は押入れに...
リノリウムの鳴る戦場 敵は29人 四方に散っていた 机の中 犇めく蟲 嗤う顔に 一瞥...
夕暮れが両足を染めていく 水たまりを蹴り上げ 三叉路の紫陽花達は 頬を濡らし空を仰ぐ すれ違った自転車は浅葱色 坂道を滑っていく 大事なモノを忘れぬように車輪を廻した...