要するに 僕は君の想い人 だけど 君はここにいるけどいない 記憶を失くした 君の視線が胸に沁みる...
何時からこんな事になったっけ あの時 あぁすれば良かったって 答えのない正解を探して...
雨に流れる思い出を 一つ一つ掬い上げて 置き去りにされた笑顔だけは...
右目覆っていたその手を離した ら見えるよほら 新しい世界が 左目を覆ってた雫はガラス戸みたいに...
投げられた賽を今更に すくう右手は疾うに泥の中 浮き立った足も救いも今じゃもう 愛せないことを知っている それなのによくもそんな堂々 戯言を吐いているんだよ 食道を過ぎた苛立が 心臓の鼓動と流れ出る...
机もない部屋に 一人で暮らす 何故か息苦しくなり 窓を開け放つ 街は景色を変え 知らない僕には...
流れてく時の庭 しんしんと積もる月 欠けた朝...
流れ行く季節に咲く 花のように 艶やかな匂(かお)りに 積る魅惑の(しろい)想い すれ違う心 遠く重ね 届かない… 微(わず)かに薫る 君の瞳(め)に 奪われて...
あの日から変わらない その声を刻んで 歩き出し遠ざかる 足跡を落とした 思い出す泣き顔も この空に沈んで...
細かく世界千切って星屑を散りばめた 二人だけのパズル 大事にしまい込んだ古い鍵つきの箱 鍵は無くしたまま...