取り戻すのさ 世界は一層狭くなる 僕ら到底俯瞰者で終われないはずさ 今すぐ飛び出そう あの日見た未来の表情 どこかで置き去りにしたんだよ 彷徨う謀略のイトと黒い影...
最近みんな変わっちゃたんだ 背伸びして『妥協』『融和』『結束』 ついてけず いつの間にか僕は独りだ 嫌われた『内向的少年(ナード)』 集中砲火...
真夜中の月が遮った 影がぐるりと包み伸びていく いつも五月蝿い空き地の猫が...
すぐ泣いては愛を貪(むさぼ)る癖にズルズル自傷性の そんな君にそろそろ嫌気がさしてる ほら 夕闇通りの空が暗い素顔を表した なぁに 僕もそろそろ飽いてた所だ...
流る河 鋏(はさ)み 独り歩く 馬車駆ける 昼の神宮前 古い疵(きず)結えば 遥か遠く 視える艦(ふね) 穿(うが)つ臼砲(きゅうほう)の音...
直上で影を穿つように ただ遊惰な時間に浸っている 遠くから君を見ているんだ 1ミリも知らない君の事だけを 独房の扉はいつだって 忘れていた頃に開くもんさ でもね全然報われなくたって 僕のこと嫌いな君も好き...
月灯りナイフと遊歩道 鋭く照らしてはクモガクレ 廃工の煙がグラついた 午前五時世界は夢現...
優しく接すれば打算だって 良識守ってりゃ馬鹿だって いちいち裏を取られりゃほら 無気力な人生が廻る 泣き顔を作れば甘えだって 不満を溢せば無能だって みんなが一人のためにって 言うけれど どうだよ 独りきり...
そういやそうだな 言われてみて気づくんだ どうだっていいんだな 自分の事さえ全て そんで傍観者を気取って 何もかもを分かったような気になって...
見苦しい蝋燭一つ 躊躇(ためら)わず吹き消した 赤いインクで描く未来図は 歪(いびつ)で耐えないよ お天道様今日も見てるだけ 意気地無しのクズだから 気にしないのさ コーラで錠剤飲んだ...