お砂糖とスパイスに 恋する乙女心 とびっきりの笑顔で 今日も行く ひらひらのスカートを 夜風に遊ばせながら...
グッバイベイビーサヨナラバイバイ 君のいない朝が来た グッバイベイビーサヨナラバイバイ 上手に笑えないよ 君に向けた愛は 行き場所を失って 誰かにあげてしまおうかな...
半開きのその目で 見つめる先に何を思ふ 滲み出た赤さびを 舐めて舐めて吐き出して 横たわった憂鬱に 気にくわないと唾をはいて イチゴ味の怠惰の蜜 舐めて舐めて呑みこむだけの日々...
目隠しをされたままじゃ 君の表情（かお）もわからないや 冷えている 空気と 回転していく思考 消えかけた記憶の中身は もうグシャグシャ 棘の生えた言葉 刺した僕の未來...
背伸びしてみても届かない あの星は 流れて消えた 明かりだけ灯した 誰もいない町で ヒトは「何」と笑ってる？ 満たせた寂しさも 楽しさも偽りで...
劣等感に見舞われた 淡い微熱の日々に 擦れていくココロと 撒き散らしたエゴイズムで 見失った明日に 何を求めるっていうんだい？ 揺れた世界線上で 君は朝焼けに溶けた...
瞼の裏側に 揺れる白のワンピース ねえ、名前はなんなの？ どうしてそんな顔してるの？ 履きつぶしたコンバース 固い音のテレキャスター...
他愛もない乾いた笑い声がするけど 聴きたくもないから耳をふさいだ 読みかけの文庫に指をかけたまま サヨナラする前の音を聴いた...
伝わらない想い 胸に抱えたまま 誰にも聞こえないように涙をこらえてた 一人の夜は長すぎる 長すぎる...
黒い海の隅っこで泳ぎ始めた魚は 誰にも気付かれないままその姿を消してく そっと触れる勇気もこの両手にはないのに 何故か君と照らし合わせその姿探してく...