千切れた影は 針の筵(むしろ) 叫ぶように 嗤(わら)う怠惰 希(ねが)うせいで 朽ちた世界 満ちた月を 磔(はりつけ)にした...
そっと夢ひらく 隠れていた不思議な陽 扉叩くのは 物語のはじまりの合図...
ずっとずっと 恋い焦がれて已まぬのは あたしを決して映さぬ その瞳 縋るように繋いだその右手さえ...
震える指先が 静かに離れていく 言葉はなくて だけど分かっていた あなたを失うこと うつろいゆく季節に うつろうあなたに 気づかぬふりで 寄り添っていたけど 雪融けの音がする...
ふわり風にのって 路地をかけ抜け近道 あの角を曲がれば 君の笑顔に会えるの...
目覚めたヒロイズム もう止められない I'll hear my song... you can never steal my song Break the real & fate! 繰り返す溜め息と 蒼褪(あおざ)めた Rusty eyes...
白い部屋に二人で 紡ぐ言葉の糸 君は僕の事が好きで 僕は君が大好き 「今日は何が聴きたい?」 君は少し悩んだ 裾で顔を隠して 「好き」が聴きたいって...
「なぜ見えないの? あなたはそこにいるのに」 夢引き寄せて溺れる ありもしない海 デュオヌソスの手から逃れ...
少しだけ欠けた月が 窓際に影を落とす この夜が明けたら...
馬に乗り 旅する僕は 不可思議な林に出会う 木の上に砂の花が咲く場所なんだってさ 砂まじりの風が吹き すべて拒み続けた...