ひとりきりで抱えこんだ夢 緩やかに腐った 嫉妬と愛情のモザイクの世界...
昨日夢が舞い散る 交差点の片隅で 君の幻を見つけて 思わず息を呑む もしもわたしの事に気づいてしまったとしても 知らんぷりで構わないから...
傷ついた昨日を合鍵にして 開きもしない夢をこじ開けようとした 短くなった蝋燭 それもいいでしょ...
視界が濁る望遠鏡 大事そうに抱え 言葉足らずの想いばっか 抱きしめ月を観た 日々募ってく感性は遥か空の向こう...
あしらうフリで わざと拗ねさせて 囁く声で天国に堕ちてく 逢瀬を重ねる未来も...
粉々になった記憶の象徴 書き留めて 戻れないような耽美な夜 語らせて 指先で探す花 暗闇の口づけを...
清貧な感情 委ねたって 叶わない夢もあるって解った 混沌を正当化したくなって...
慣れあいの「イイネ」の中で醒めた顔をしたら 「冷たい人ね」って多分 みんな言うだろうな 優しさを履き違えてる 賛美歌の代わりに 本音を謳（うた）った鎮魂歌（レクイエム） 胸に突き刺しちゃいたい...
魔法を唱えて 叶えて 思うままに 退屈を壊して 憧れのあなたさえも思うがままの夢を見せて...
触れた温度 キラメいた記憶 忘却に焼却されて いっそ此の侭 逢えなくなって...