夏の終わり 日差し差しこみ 街を赤く染めた夕暮れ 向日葵咲いたあの丘の上 影法師並んで揺れてるよ 月が陰る夜にまた 君の影を探すけど ...
小さかった頃に 何度も訊（き）かれたんだ 「おおきくなったらキミは何になりたい？」 真っ白な画用紙と 12色のクレヨンで いつでも夢の国に旅立ってた...
AM7:00 最初にすることは はみがきじゃない メールでもない 最近流行りの あのコのブログをチェック 今日は日曜日 お気に入りの服着たら...
音のない 空白の時 ずっと ただずっと 見ているの 伸ばした この指先 まだ その背中が遠くて...
あまい夢の続き ただほしくて 夜空を降る星に 願って眠った 気付いたらその手をすぐ伸ばして 昔わたしだった 泣いているあの子に...
鏡の中の 嫌いな私は 本当を隠して 言葉だけ笑って 降り続いている 心の雨は 大きな海になって 溺れてしまいそうだ...
琥珀色の 夕焼けを 見るたび 僕は空っぽになって 溢れる音 零してしまわないように 小さな両手で 目を塞いだ ...
新しい世界は 僕には優しくて 廻る廻る人たちを 呑み込んで廻って 空から落とした 懐かしい音は 蒼い蒼いこの街に 悲しい雨が降る...
下り坂を歩いた 流れ星をなぞって 空を見ていたら吸い込まれそうだねって 振り返る君は空を指差した ゆらゆら 君に触れたくて...
曖昧な言の葉と 透明なナイフを振り回す 君は人の痛みをわかる子ねなんて 笑っちゃうな 人は人を食べて 僕は今日もいい子の振り 不器用に笑うんだ君は 傷跡を隠すように...