宙を切ったその手は頼りなくて 星が降った景色が続いていく 失うものは沢山持ちすぎて 落とさないように、大層な準備がいるさ...
何時ものような日を また何時も通り過ごす 電車のダイヤも また遅れなく進む 選択の余地なく 「あぁ、今日も面倒だ」 そんなもんだろう さあ同じ時間を待つ...
融けた青が混ざる空気の中 巡る雲は 平行線を辿っていて 目の前を過ぎる 人達の足取りは遠くへ 嫌だと逃げるよりも 面倒で投げ出すよりも...
何処かへ向かいそうな 頼りない世界の下 冷たさを感じる風が 強く吹き付ける 飛び込めるような青と 沈んでゆく様な蒼 深く深く飛び込んで 息を吐き続けた...