何色でもない空気みたいな感情は キミという人を探し続けながら 言葉を音にしようと何度もつまづいて...
なんか今日は飲みたい気分 テーブルの下 手つないじゃお 終電まであと五分でも 迷う事無くカシオレ頼んじゃう君は...
気付いてる? 鳥はいつものように歌を歌って 葉はいつものように身を揺らして 陽はいつものように青を灯して...
「花一匁 アノ子ガ欲シイ」 赤眼の忌子 小さな手を引かれて 百代の過客 うたた寝の中で 色を貪り 雨に濡れて悦楽...
モノクロの海 水面に映る 表情なんて無いと 笑ったようで ホントは泣いてたんだ 名前なんてない ID 越しの世界...
黒くぬめる夏の夜に 恋を語らいましょうか。 「きれい、きみは、おさかなさん。」 極彩色の鱗、美しい。 歯を剥き出して嗤う星、蘭虫のように泳ぐ。...
ハロー・ハロー こちらシークレットサービス 君の大好きなあの娘に 友達の友達という名目で接触に成功しました よいよいどうした 兄さんこんばんは...
神様に願ったのは名前のとおりの "未来" "進化" 時の流れと切り離された 私が 手に したかったもの 命を受けて "初(はじめ)" があり 物語が厳然とあり 不可避な死を完遂できて 憧れ焦がれ羨望した しかし待ち受けたのは 最も実現可能な 単なる時間の経過 それだけ だけが 存在した...
西暦さえも消えた未来 生命という数字がいて 神に等しきサイバースペース ...
『ある種の生物は死の瞬間に その眠れる脳細胞が活性化し その知能指数は数百倍に跳ね上がり...