零れた言葉は小さな嘘で 怖くなって逃げ出したの 君が望んでた あの朝焼け空 私には少しも見えなかった...
世界で潜っていた 日の目を見るのを待ってた 言葉で連ねた...
嘘がついに瘡蓋になって 微睡みの中で朝を迎えた 泣いてる君が声を上げたんだ 「私の言葉はとても弱いから」...
お互い少しずれる足音を聞きながら 「夜が明けるのはちょっとだけ怖いな」って そう言って空をふと見上げた場所 僕らは まだいつもの二人のままでいられた...
溶け出した君の記憶も 溢れ出す胸の痛みも何もかもを 忘れられないのに君がいないの...
雨に浸かった世界 ガラクタは何度も ツギハギの体で 温もりを探している...
静かに沈んだ太陽と その色を変えた水平線 星の瞬きの淵で 小さな君を見つけたんだよ...