少々、歩き出した信念の道に 止まった自転を見せる正解の果て 「どうだい、暗む生が世界の本物だ。」...
甘い匂いの残る部屋で ひとり胸を焦がす女の子 眠い目をあけて 目覚ましのアラームに手を伸ばした セミが鳴き出した夏の日を ひどく覚えているわけなのです 見たくもないその罪を 繰り返したんです...
「おはよう、今朝の君は体温35℃......」 空の幾何学たちが六時を告げる 「おはよう、今朝の君は......」...
簡単な仕掛けなんだ 最初から答えはなくて 後出しの正解で くるくる回っている...
鉄格子の中で 今日も咆（ほ）えているんです 喉が渇いて だから 鳴いているんです 口の端（は）の下降気味で 堂々巡りの悪循環です ただあなたを想っているだけ...
目覚ましのベルにおはよう 天気予報は晴れマーク 今日こそは「まだ見ぬ君」に会える？ なんて 髪型は今日も上出来！...
夏雲、追いかけた。 どこか、遠くまで行けそうな気がして。 昔は、蝉が鳴いた。 もっと、たくさんの、...
my fair lady ホレ込んでるのさ そうお前だけ oh my fair lady...
奏でた気でいたんだ 誰にも真似できないような音を 頑張った ほら 聞いてって その耳澄まして 間違ったってそんなはずがない 「誰でもできるよ」 頑張ったのに これじゃない？...
騒ぐ音へ群れる様に 造花が咲き乱れている 冷たい瞳ぶら下げて カラスを気にしているのさ もうじきに彩らされて 普遍を失うその理由（わけ）を 人の波はろ過されて 浅い角度で進む...