夕立 息を急かす 錯落の音 湿った埃の香り どうして泣いて居るの?...
爪先から手を溶かして 瞳の奥 鍵をかけて 呼吸落として 鼓動溶かして 瞳の奥 鍵をかけて...
緑が揺れる夏の夕刻 呼ばれた気がして振り返る 誰かが呼ぶはずもないのに 何故だか心は騒がしい...
優しい今日の風は 僕に似合う服 教えてくれる 「それじゃあ、これにしよう」...
「ねぇ、私は何処に居ればいいの?」 自分の居場所失って 同じ場所を迷っているの 「ねぇ、私は此処に居ちゃいけないの?」...
雨雲に淀む息 雫 虚空 埋めて独り 寂寞の中 惑い立つ 飛沫 這う手に 疼く傷 彼方へ人の想い 架け橋となり届けましょう 思慕の数多に 彩を織り 彩の数多に 煌くも...
そう 腐った世の中 誰もが幸せ掴む権利 持つのに 自分のために...
あたしはいつも やりすぎるの 悩みすぎるし 気を使い もたないよ 嫌われたくないし 我慢するの 尽くすのは好き あなたのため 自己満足だけど...
今日も泣いてるのね 優しい人ばかり どうして 傷つかなきゃいけないの? 窓を開けてごらん...
明日をぼかすように 惑わす 白絹に霞んでいく道 舞い落ちる雪さえ 恐くて 震える肩を 独り抱いていた 部屋に居ても ふいに襲いかかる不安...