夜空に開いたのは 神様のファインダー そこから覗く月...
自転車 飛び降り 駆けだす 午後2時 猫 目配せ じゃあね 逆光 ジーンズの裾 すかして...
いつも多めのシュガー 今日は少しでいいかな 駆け込んだベルの音 窓越し伝う通り雨 柔らかくなったページを 2本の指でめくれば...
群青のなみだ 橙がにじむ どこかで いつか見たように見えた 「もういいかい?」 “まあだだよ” って応え続けた まだ 部屋の隅に夢は 転がしたまま...
描いた世界が 砕け散って消えた あの日 見上げた空 夕陽の赤 翳った青...
夜を越えて、雨はもう街中を沈めた。 カサ失くした僕はまだ、泣きもできないまま。 どんな日でも朝は来るのに、 光はこの部屋には届かない。...
「いやぁー暑いですねー 暑いのー 嫌なのー なんとかなりませんか… まあ、それは置いといて...
ビスケットみたい タイル濡らす 雨降りの街 きみ待ち駅 混み合った電車 ドアが開く 早足急ぐ きみ待つ場所...
Did you call me? Do you know me? ―きこえる。 always with you 暗い部屋 ひとりきり待ってる モニター越しに 感じる声...
夜明けのたび 幕開ける旅立ち 憧れ どれだけ 詰めこんでも軽くて 涙ののち 書き記した現在地 愛しく思える 日のために...