窓を叩く雨音 すべてが遠ざかる 触れた右手 拒む心 オンリーロンリールーム ...
右手に約束 左手にあなたの手 つないだら 右目に理想を 左目にこの愛を 映してゆくの ありふれてる 日々の愛しさにそっと...
今 霞んでゆく足跡 戻らない時と僕だけの街で 気付けば積もる白 消えない傷をなぞる...
いつか叶うならば 何を願うのだろう その背に触れようと 手を伸ばしても遠ざかるだけ 「言葉にしないと伝わらないよ」...
踊る雨粒が打つリズム 指はロンド 見上げたの、それは何で? キミが呼ぶから 駆け出した雨の中 濡れても構わないの...
天井には もう誰もいない 笑い声が ぐるぐると回る 「悪い夢を 見ていたようだね」 右目の無い 獏が囁いた 縋る縋る 声に縋る 声に?誰の? 獏が笑う...
褪めた日の礎、揺り籠は箱舟に。微睡めば虚ろ、彼方。 朽ちた夢の中で、零れたのは私。崩れるなら、そっと抱いて。 鼓動が刻む、この音に怯えている。...
小さく咲いた花の音が 冬の終わりを告げている 忘れないよ いつも君の空は...