お前なんか 勘違いしてねぇか もう少し 聴いていこうぜ なぁ? 崖っぷち上等だ ひたすら...
静寂に包まれた 風の夜の 砂の城 目を閉じれば聞こえる 叫ぶのは、誰? 映し出す水の上 月の光がキレイで 何もない僕だから 少しツライよ・・・...
響き渡る雷鳴 天の涙に委ね 刮目も出来ず 立ち尽くした 崩される理性に 独り慄(おのの)き抱き ...
白くぼやけた陽 眩(まばゆ)く溶け 錆びた心を根差す 声は聞こえるか 遠く今も 君の影を見つめてる...
心を曇らす雨が降ると甦る ここでお別れをしたこと そして約束のこと 繋がりは頬に添えた指先...
鳴らしかけたけど すぐに <HOLD> を押した やりきれなくなる 知りたくないこと 知らずにいられたなら きっと幸せね 幼すぎたわたしだけが ただ気儘に過ごしていた 真実(ホント)を知るのは怖いよと 泡沫(うたかた)の恋にすがりついて...
だれかの手に引かれて 喧噪(けんそう)、越える宵に ぎんいろ 仄(ほの)かに香って あたしの胸焦がす ふわり 恋しさの風吹けば ふらり あたしの心が揺れて...
月光が差す 泪の理由(わけ)も 知らないくせに 今は綺麗な 言葉でさえも 鼓膜を破るようで 耳を塞ぎ 息を鎖(とざ)し 蒼に混ざり 闇に溶ける...
やさしい記憶と 懐かしさは「声」 ガラスの向こうに もう居ないの? 戻らない時を 受け入れられずに 胸を締め付ける うたかた 夢...
儚くも散り逝くのは月も太陽も同じことね 何の意味も与えられない……すべて塵芥となるから 綴る文字は形を成しても 散らばったまま……泡沫(うたかた)に消える...