少しずつ 離れていく 気がつけば 忘れてしまっている ずっと まわり続けていた 変わらないまま そっと 流れていく...
繋いだ手を そっと握りしめた 触れたら 零れていった そっと 記憶を拾って 思い返してる...
ねえ いつかの二人を絵に描いては 微笑う 二つの恋を筆にとっては 願った 解いた声の行方は 隠されているようで 気が付きにくいから きっとどこかの空に 揺れてるのに...
誰も知らない道に 足音ふたつ 夜に落ちてく雪に 灯りがこぼれていく...
静かに染められた 街の色も眠る夜 小さな夢がまた 色付いては消えてゆく 柔らかく空を灯して 二つの影を作る...
このままきっと何も見えない また輪描いて 今に消えていく 形を描いたらここに飾ろう...
流れる 線の恋 なぞる 千の問い 溢れる程 舞う...
なだらかに伝う ふわり、ふわり 広い屋根を撫でて ふわり、ふわり 落ちた 緩やかに伝う ふわり、ふわり 遠い雨の音に ふわり、ふわり...
そう、明日を描いて、ここに置いた 言葉を拾い上げて、ここに重ねた 昨日の通りになぞった風景を 望む声ならそっと隠した...
浮かんだ感情を音に載せて 今はそっと揺れて 滲んだストーリーを拾い上げて 重ねてもいいよ...