寂れた街の深い 雪の中で並べた「もしも」 あの頃僕は何も 変えることが出来ないままでいた 眠れない夜 深い 夢のなかで重ねた「もしも」 あの頃僕に欠けた 取り返せない時間の中でまた...
クルクル回る声が カラカラ転がる胸の中 未来は何処へと行く?...
曖昧なまま 理想を一人でかき集め 星空に祈るのは なんの事だろう? 目の前で揺らいだ あなたの涙に撃たれ 高鳴る鼓動の中 息もできないから...
瞳の奥に映る崩壊した痛みに追われ解けない 傾く意識 浮かぶ悲しみさえもまだ胸の中 俯き冷めた想い出の中でも竦んで動けない 囚われたのは当たり前の理 きっと辛いから...
願ったのはたった一つの 偽りのない強さの欠片 遠く遠く霞んでゆく先まで...
あれから過ごした偽りは いまでも ほら まだ 彼方に忘れた思い出は いまでも ほら まだ...
重ねた掌 永久の呪いを 終わらない時間を 抱きしめて眠るこの日に...
深まる悪意の中君は 乾いた頬をなぞり 見上げてた空をただ一人結んだ...
「広いこの世界はあまりに綺麗で」 「だからその手を、さあ、差し出して。」 絶望の中、箱庭の外 君の言葉だけ色づいた。...
壊れかけていたスピーカーで 紡ぎだした答えの中に 明かりが見つからなくて 俯いた 動き出した偶然の とめどない流れの中で 独りごちた言葉 響いた...