一つ目の謎 「朝と昼と夜で足の数が変わる生き物」 お答えします。 それは我々、『人間』最も無力で哀れましい生き物...
化け物達が走り回る街 一夜限りの魔法の時間 甘いお菓子を全て頂きに...
淡い言葉に手を伸ばしてほら、 もう一つ目の朝を 寝付きが悪いところミスターバッドナイト...
迷う熱と遙か陽炎 蜃気楼の背が作る陰 伝う汗は落ちようとせず...
輝く星々の下に向かう人 薄暗い光を駆け抜ける 彷徨い螺旋階段を昇り行く 天国への門の前に立つ...
浅い眠りの傍で流れるラジオが 素敵なニュースを放り投げているけど 今はこのまま片付かない毛布の殻の中で もうそこにいる朝に気付きたくない...
夕始める街で雲に置いていかれて 思い出したようにまた独りぼっち 流れ落ちる風は僕の髪を揺らして 幸福を知る人と交差点ですれ違う...
かけ違えた制服のボタンの様に ”普通”と噛み合わない気持ち 恋に定理も答えもないのだから 間違いと決めつけないでほしい...
疑うことに慣れたら “それ”はもう駄目だなんて知ってた グラスに注がれた夜は 深く、深く底へ沈んでいく...