春の風がふわりと街を抜けて 君との距離を少し縮めてくれた 外はまだちょっと肌を冷やすけど どこか懐かしい草の香り...
帳は降りて何かに似た空の焦燥 君の姿追い掛けて 交差点立ち竦んだ 落ちてくる煙が景色を裂いた 街灯が煌めいて...
例えば 涙が尽きて渇くまで 汚れても潔く想いに全部 注げば いつか見つかるだろう 答は深い胸の奥に潜っているから ただ沍えない日々じゃ多分退屈だろう...
遠い遠い旅の果て 貴方の声を聴いた 音の伝わらない世界 ...
藻掻いたって ツバメは未だ飛べないまま 君は笑うだろうか 冷たさと 雲間の陰り 明星 仰いでいる ただ独り 野晒しのまま 取り残されていく...
7つの部屋 心の奥 月の光 差し込む温度 静寂と残響が 薄暗がりを閉じ込めて離さない...
愛は嫌いなんだ 君を一人残し 風と雨に晒（さら）したくはないから 午前四時、丘の上...
指先まで 凍えて血も通わぬ身に 君は何故そんな心を燃やしてるのか 「救済」とか「幸せ」を言い訳にして 妄想に逃げて それで どうするの？...
美味しそうな朝ごはん不機嫌な君 おかずを残すなんて具合でも悪いの？ 下を向いてごめんねって目を逸らす君...