聞こえるのは歓声と手を叩く音 何を期待するのか群がる民衆よ 震えている 足元にご注意です...
赤いサイレンが鳴った また目が覚めてしまったんだ 君はまだ夢の中？ 夢を見せるのは誰？...
溜め息重ねてもここには居ない誰か 孤独の苦しみただ堪えて 何も無い、誰も居ない、消えてゆく温もり 晴れ渡る空の青までも霞んで...
あなた残したもの 寄せ集めて形作った ここにもひとつだけ...
体液に染められて酸化したメリーゴーランド ボロボロに腐食して錆がまた赤く染めた 賑やかなお祭りは遠い昔...
足を進める程 月日を重ねる程 遠くなって砂塵が溝を埋めるように撫でた 閉ざして塞いで塞いで...
呼吸が上手く出来なくなり 途切れた過去を覗いて 糸辿り名前を書いた...
ほらまたひとつ偶然が重なった 怖いくらいに導かれ引き寄せられて 一体誰様の気まぐれか...
ここにある記憶の欠片達を詰め込んだ箱が 静かに止まっている時を繋ぎ止めている 少しでも近く感じるように...
欲のまま繰り返し 進化した その都 まるで積み上げられた 積み木のように 崩れそう 争いが武器を生み出して 武器がまた争いを生んで 無限ループ...