春めいた風吹き抜ける朝 起きぬけのメランコリー いまだにポッカリと 胸の中 風穴開いたまま...
あなたに伝えそびれた言葉が ひとつありました ことさら言い直すほどの台詞じゃないのです 世界は人の思考などお構いなしに回るでしょう? 挫折に跪く時も 焦燥に駆られる時も...
がっかり週末 ぐったりうなだれてた くたびれている カバンには ぎっしり詰め込まれた野望がパンクしてる 出る幕もない日常さ...
風をよけて歩いた かつての僕らが眠る地 何もかも失って 鼓動の音が波打っている...
振り返る、当たり前の日々 君と駆け抜け生きた轍 まるで無邪気に 風なびく花の小道を 歩いていた 塗り替える時の魔法に汚されて 二人はもう、ぬけがら やがて刹那の恋をたたんで 無造作に歩き出した...
いつも通りの土手を茜色の空が覆うと 儚げに照らされた私はため息を一つ 記憶の隅に眠るぬくもり 振り向けばあなたがいた日々戻らぬ日々...