午前二時三分 ふらついた足で町を歩いた 不意に吐いた息がふわり浮かんだ...
貴方のことを思い出していました こんな事を言う僕も勝手ですが 貴方の歌う声はいつも...
最低だった 最低だった 窓越しに手を振った僕だ 大抵そうだ 大抵そうだ...
快晴の春の底だった 最低なだけの僕なんだ、なんて言って 書いていた手紙燃やしたって...
春の底 青すぎる思い出を 染め抜いた花だって...
青春が嫌いだった僕が嫌いだった ただ夜の底で動けなくなっていた ラヴソングが嫌だった自分こそが嫌だった...
思い出ばっかで耳を塞ぐから あの子は何も聴こえなくなった 哀しみばっかが行手を覆うから...
「言葉じゃ言えないことばかり憶えてるけど、歌なら伝わるんだってこと知ってるんだよ」 僕が好きだった掠れた声のその引力を、ああ 二人、声を出して、春が咲く...
家の近所と駅、 通学路からE組まで、 三列目の机が私の世界のすべて...