消えた過去は 雨滲む そんな欝を 雨流し 陽の光も陰る時間に 私の傘をくずす雫...
貴方は 今日も息を吸って嘘を吐く 誰が信じるの? 聞き流して 可変性のconfirmation...
誰そ彼に身を委ねては 寄る辺なきまま 咲く花を守る 白を染む 怨み 妬みも...
魚は夢を見ていた 空高く飛んでみたい 胎児は夢を見ていた...
いつだって 嘘は口溶け良いね 真偽なんて 最早どうでもいいでしょう 本当なんて 既にディスコミュニケーション...
冬を忍ぶままに 心 鍵を掛けて 揺らぐ水面は凍りついた 壊れた細胞は 氷解したとしても...
人を人でなくす仕事をしている 誰にも気付かれぬように あの子もこないだ 機械になってさ...
朝焼けを待つ 私を見つけて ねぇ聞かせて 生者の声 黄昏に甘く響いているわ...
桜の下に屍体があると云うよ "掘り起こせ" 埋葬した時函 過去は棄て去ったつもりなのに...
到底 受け入れられない 私は蝶の筈だった そう、だから、気付かれぬよう...