平日6時始発電車に 飛び込む妄想をしながら まだ慣れない科学に乗って 世界を文章に埋め込んだ...
星の数だけの時間と食い違う 溶かした砂糖で卑劣なため息を 言葉と君と世界を繋いだ挙句にほら どうにも前に進めず それを見下すR線...
「寂しくなったら呼んで」「悲しい時こそ話して」 博愛主義になりたいと願うけれども こいつはどうも重いな スーツを着込んだみたいに 貴方を真似て安心を手にしている...
不可思議 最果てと啓示 「完全望んでどうするの？」 謎 この唐突の難問 考え悩んだ沈殿者 どうにも人間に成れない空前絶後の大誤算 また左手が冷たくなった 僕の隣に君が居ない...
気取ってたんだ 何も出来ない 頭の中 空っぽなままで 人の形を保てなくなって 融けはじめた虚ろな目に 縮こまった意識の境界線(ボーダー)に 撃ち込む弾は無いから 奪われてるだけなんだ...
くだらないと つまらないと 愚痴まみれの 頭の中は 腐り果てた この世界を 引き裂くため 燃やせマグショット 法に習い 塗り潰され 操られた 血液の色 そのラウドも 限界を超え 声が錆びても 空は沈む...
顔を見合わせるイエスマン 溢れ落ちる砂上にて 噂はかねがね凍り付く 値打ちの無い脳裏にて...
忽然と現れた雲によって 存在を押し退けられた月 強く 喧騒を制する雨の果てに 日は顔を出す事無く 深く眠る...
述べる言葉に意味も無く ただ考察だけを患って 天邪鬼 弱者の御退場 鴉の真似事と他愛なく笑う...
弓形を描く 言葉の種に 幾千の声 「感情を求む」...