冷たい部屋 一人きりで蹲って 泣き暮れたあの日 右も左も判らないままに... 夢の世界 見果てぬ理想と現実の罅が広がってく...
(語り) 百年戦争は続き、多くの血と涙が流れた 人々は泣き叫び、戦禍に抗えずにただ殺されるのみ。...
今日もまた陽が沈んで 眠りの時間が来る 疲れた現実も楽しい現実もしまいこんで 今はそう 夢の中にいる私の心が...
空に舞い上がる銀の羽が 冷たい風の最中に 遠い果てで煌めく 星の様に それは天使の姿をしてた 悲しげな顔を見せた 涙を流していた 薄闇に紛れ込む 幼い少女の影に紅い線が滲む...
―軅て訪れてくる新月の刻 見得るのは唯一つ 少年の悪夢― 未だ降らない雨を求めて 潤いを祈る砂漠地帯...
黒雲が覆う大地 淡色(あわいろ)の洩れ日 奸悪(かんあく)な人間(しゅうじん)達 枯渇した欲望 灰色の墓標聳える 渇き切った世界に...