颯爽とした姿は 霧に消えて 探す 山海東西南北 行き交う 夕暮れ時の合言葉 口ずさみ 出逢う 本能導く先まで 赴く...
見慣れた 月の顔 見慣れない 空の色 響く 時の鐘 忙しく 駆け抜ける 眠らない 街の中 佇む影...
優しく包み込む朝の木漏れ日 憂える心を繋ぎとめている 世界を照らし出す鏡の中に 楽園だけ求めて...
破って捨てたい 迷った想いは 引き寄せ合う 今を 構ってあげたい 巣立った器は 星屑へと...
徒(いたずら)に過ぎてゆく 流れるまま 身を潜めて 幽遠の世の中で 零れ落ちる 日々を集め 蒼い欠片 遠く映える 見知らぬ里 望めばまた 名を捨てても 輝きを宿す...
依存してる 構造さえ 見果てぬ先 平衡する 作用してる 現実から...
矮小なわたし 不器用なあなた 操られるテープ 内向なわたし 不機嫌なあなた...
生返事だけを 重ねて歩いてきた 曖昧な日々が 私を連れてゆく 望んでは消える 意味を求め続けて...
君を背に夜をそぞろ歩くよ ぼくら肩越しに愛を交わした ひび割れたその肌も綺麗だよ 眼窩の中は真白い虚ろ 消えてしまった 君はもう居ないけれども...