単調な雪景色には飽きたのさ 愛想の無い氷柱は 叩いて砕いて檸檬の香り 気紛れに里へと降りようかしら 鼻歌交じりに 地吹雪連れて...
欲望の波に飲まれ 流れ着いた果てに纏う権威 稚拙な罠に囚われて 目覚める幼い狂気 寵愛(ちょうあい)を頂戴 淑(しと)やかに乱れさせて 酔狂たる享楽 堕落こそが真理...
20も耳を揃えて 一体何を訊こうと? 過ぎた好奇心がこの身の糧となる 交錯し絡まる電波の隙間より...
先生! 男子がうるさいです! 先生! 女子が告げ口します! 先生! Tちゃんの上履きが無いです! 先生! Mくんの給食費が無いです! 俺らは毎日戦ってんだ この場所こそが戦場なんだ...
もしわたしが此処から 出たいと云うと貴方は 動けもせぬ人形が 何を云うのかと笑うでしょうか? 光の差す世界を 見たいと云うと或いは...
ひとつ 人より寝起きが悪く ふたつ ふらふら立ちくらみ 上の血圧85 職務怠慢 ヘモグロビン...
何を口実にしよう 「夜風がぬるいから」なんて無茶言ったほうが あなた 笑って来てくれるかも知れない 傷を埋めたくて無理やりに...
いつだって心に響く 気持ち良い位の疾風 流れに乗った音符は 貫くように駆けてゆく ひとつひとつ紡ぎ出すのは 貴方の言葉 貴方の感性...
この内省に次ぐ内省に 行き先はなし オチもなさそうね とめどなさこそ陶酔のもと...
こんなに 天気がいい日には みどりの あなたとランデブー つめたい あめがふる日には...